『探偵 由利麟太郎』第5話(最終回)のあらすじ&ネタバレ!最終章後編の結末を紹介!

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2020年7月13日(火)の夜9時からフジテレビで放送される連続ドラマ、
「探偵・由利麟太郎」

横溝正史氏の『由利麟太郎シリーズ』を原作とするドラマで、主演は地上波の連続ドラマでは初めてとなる吉川晃司さんです。

最終章を迎えている今作、前編後編に分かれており、第5話でいよいよ最終回となります。

歌姫さくらの亡霊の正体、そして犯人はいったい誰なのでしょうか?

気になる第5話「マーダー・バタフライ後編」あらすじネタバレを判明次第紹介します。

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『探偵・由利麟太郎』キャスト

由利麟太郎:吉川晃司

元・警視庁捜査一課長の経歴を持つ探偵にして、頭脳明晰な犯罪心理学者です。

見た目は白髪の紳士で、あまり多くを語らないもの静かな男ですね。

しかし洞察力と論理的思考力は圧倒的なレベルです。

学生時代にアメリカで出会ったハンターから学んだトレース技術に基づき、ひたすら事件現場を観察し続ける捜査スタイルを確立しています。

先端恐怖症でありながら弓道の心得があり、精神を集中させることが、難事件解決の力となっているそうですね。

三津木俊助:志尊淳

ミステリー作家になることが夢の青年で、由利を「先生」と慕っています。

難事件の捜査で助手を務めるなど、物語ではパートナーとして活躍します。

ところが由利を崇拝するあまり、自身の小説の執筆はそこまで進んでいない模様。

むしろ由利の活躍を記録する『由利麟太郎の事件簿』というサイトの運営を頑張っていますね。

等々力警部:田辺誠一

京都府警の警部で、由利とは京都で大学時代をともに過ごした旧友です。

同じ弓道部の仲間だったようですね。

由利の事件解決能力には一目を置いており、難事件の捜査協力を依頼しています。

たい焼きを片手に現場へ向かうほど、たい焼きが大好物らしいです。

波田聡美:どんぐり

骨董品店の店主で、骨董品店を営む一軒家の一部屋を由利に貸しています。

由利に対して一方的に好意を寄せているようですね。

山岸克平:木本武宏

出版社の編集者で、ミステリー作家を志望している三津木に目を掛けている存在です。

三津木にとって小説執筆の参考になればと、三津木に由利を紹介したのが山岸克平ですね。

第5話ゲスト

原さくら(ソプラノ歌手・オペラ界のスター)
高岡早紀

原聡一郎(さくらの夫)
大鶴義丹

土屋恭蔵(さくらのマネージャー)
鈴木一真

相良千恵子(若手歌手・さくらの弟子)
吉谷彩子

小野竜彦(テノール歌手)
佐野岳

雨宮順平(土屋の助手)
水沢林太郎

川田良介(コントラバス奏者)
佐渡山順久

志賀笛人(バリトン歌手)
水橋研二

藤本章二(かつて殺害された新人歌手・志賀の弟子)
池岡亮介

浅原警部(大阪府警の警部)
板尾創路

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『探偵・由利麟太郎』第5話あらすじ

『探偵 由利麟太郎』第4話のあらすじ&ネタバレ!最終章前編の内容まとめ!
2020年7月7日(火)の夜9時からフジテレビで放送される連続ドラマ、 「探偵・由利麟太郎」! 横溝正史氏の『由利麟太郎シリーズ』を原作とするドラマで、主演は地上波の連続ドラマでは初めてとなる吉川晃司さんです。 第4話からいよいよ最終章とい...

オペラ歌手の原さくらが何者かに○された。

その場に居合わせた由利麟太郎もさくらの姿を確認するが、その後、楽団員たちは「死んだはずのさくらの亡霊を見た」と口を揃える。

その亡霊の謎がわからないまま、今度は宿泊先のホテルでマネージャー助手の雨宮順平が命を落とす。

4階にあるさくらの夫・原聡一郎の部屋の窓が開いていたことから、転落してきたと思われた。

しかし遺体を確認した由利は、残された痕跡から首を絞められたと確信する。

さくらに続く仲間の被害に、さくらのマネージャー・土屋恭蔵や若手歌手の相良千恵子ら楽団員たちが騒然としている。

聡一郎の部屋を検証した由利は、次に三津木俊助と居合わせた小野を連れて5階の衣裳部屋へ向かった。

そして再び部屋の中を調べた後、「雨宮くんはここから落とされた」と告げ、俊助を驚かせる。

由利によると、嵐でホテルが停電している最中、雨宮は4階の部屋で○害されている。

その後に犯人によって5階まで運ばれて落とされたと推理した。

さらに、事件の一部始終を説明しようと由利が等々力警部を呼び出すと、傍らにいた小野が重い口を開く……。

はたして、雨宮は誰によって何のために○されたのか?

いまだ捕まっていない、さくら事件の犯人と同一人物による犯行なのか?

楽団員たちの複雑な人間関係と知られざる過去、そしてさくらの亡霊の正体が次々と明らかになる。

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『探偵・由利麟太郎』第5話ネタバレ

原聡一郎の部屋から落ちてきた雨宮。

聡一郎の部屋にはマキノがおり、窓が壊れていたと話す。

由利や警察たちは聡一郎の部屋にいるマキノに事情を聞く。

雨宮は首を絞められた後があり、その後窓から落とされたらしい。

由利は停電が起きたときに雨宮は命を落としたと言うが、もしかしたら犯人が間違えたかもしれない。

その頃、土屋にもさくらの亡霊が見えるようになる。

しかも等々力警部や浅原警部にも何かを感じるようになってきた。

由利は部屋の窓を調べているとき、外の汚れや鏡の付着物に気付いた。

部屋を出るときにちょうど小野とも出会し、付いてくるよう命じる。

502号室、現場の真上にある部屋で調査しているところ、ロープや余裕のあるケースを見つける。

由利は、雨宮が502号室でやられて下の部屋に運ばれたと話す。

停電中に行われたと推理している。

502号室に等々力警部たちを呼び、小野に対して「私に話すことがありますよね?」と聞く。

小野はさくらと暗号でやり取りしている関係で、男女というより、親子のような関係だった模様。

たまたま清風荘に入るさくらを見かけ、小野は黒いコートの男を見た。

部屋に上がった小野は、さくらが写真を隠しているのを知る。

さくらに問いただすと、「(藤本章二は)私の子なの」と答えた。

さくらは黒いコートの男に脅されていたが、被害届を出すと全てが公表されてバレると言う。

黒いコートはさくらの衣装なのだが、変装していたのは相良千恵子だった。

相良は藤本の件も知っており、三津木が清風荘で見た黒い人影も相良だった。

ところが、藤本の写真は骨董市で購入したものであり、「藤本はさくらの隠し子」というのは真っ赤な嘘とのこと。

ではなぜ、さくらは清風荘に藤本や子供の写真を置いていたのか?

さくらが小野に話した藤本の件も芝居であり、小野が見た黒いコートもさくら自身だった。

さくらは小野の愛情や嫉妬心を確かめるために、ゲームをしていたのだ。

それがさくらの人格であり、妄想と現実が入り混じった世界を生きていた。

その頃、雨の中ホテルの屋上には志賀がおり、さくらの亡霊を見ている。

相良いわく、小野に全てを話すタイミングを見計らっていたのだが、ちょうどその頃からさくらは子供が欲しいと言い出したらしい。

そこで聡一郎が二人の子供と言えるような年齢の雨宮を連れてきたと言う。

 

聡一郎はショックから病院で休んでいた。

そしてホテルの屋上にいた志賀はさくらの亡霊を見ながら、劇中と同じように短刀で自分の体を刺す。

そのまま絶命していた。

しかし小道具の短刀では致命傷を与えることは不可能らしい。

いったいなぜ?

 

医務室ではナイフを持った人が聡一郎を狙っていたが、ベッドに聡一郎の姿はない。

聡一郎は雨宮が保管されている部屋を訪れている。

由利たちは志賀の調べており、原因は心臓麻痺だと言う。

そして志賀が最後に残した映像メッセージを見た由利は、さくらの亡霊の正体は相良であると看破する。

ドレスを着た相良がメンバーの前に現れ、「犯人に告白させたかったから、容疑者と思われる人の前に現れた」と語る。

 

由利たちは聡一郎の元を訪れていた。

聡一郎から、「さくらは男女関係が結べない体だ。学生時代、演劇のライバルが男を仕向けて暴力を振るった」と話し、トラウマになっていると言う。

そのトラウマの反動で、男たちに魅力を振りまいていたらしい。

幻想を生きるようになったさくらは、藤本を息子と思い、藤本に会いに行ってしまった。

しかし藤本から拒絶されたことから、さくらは藤本を包丁で刺してしまう。

藤本が命を落としたのはさくらのせいだった。

そこで聡一郎が用意したのは雨宮順平、聡一郎の実の息子であり、愛人との子だった。

そのとき、土屋が現れる。

由利は土屋に対し、「聡一郎を狙うはずが、間違えて雨宮を襲ってしまい、顔を見られたために○した」と話す。

しかし停電したとき土屋は1階にいた。

由利は相良からネクタイを借り、犯行のトリックを見せる。

ロープを回転させるように捻っていたため、雨宮が落ちるまでに時間があったことを推理する。

土屋は雨宮の首を絞めた後、カーテンに包んで502号室の運んだ。

そして落ちてくるまでに排水管をつたって1階に降りる。

雨宮の体はロープから外れ、4階の部屋の窓にぶつかって地上に落ちた。

 

そのとき、土屋はナイフで聡一郎を人質に取っていた。

楽団員の女性を弄んできた土屋に怒りをぶつける土屋だったが、背後から由利が土屋を取り押さえる。

由利も聡一郎に対し、「あなたは『愛には色々な形がある』と言ったが、妻を亡くした翌日に別の女性を抱くような愛を、私は認めない」と咎める。

土屋は警察によって連行される。

由利は、土屋がコントラバスのケースに入っているさくらの襟の乱れを直していた様子を見て、「あれは受け入れることができた行為、ケースの中に入っているという有り得ざる状況では考えられない(普通なら立ち尽くしたり取り乱す)」と語り、すでにさくらは土屋によって○された可能性が高いと見ていた。

コントラバスのケースに入れられたのは、そういう演出に仕向けたからだと言う。

相良の推理では、「藤本の一件から、さくら先生は完全に壊れてしまった。そのまま崩壊する前に、土屋は愛が故にさくらを終わらそうと考えた」と話す。

舞台でコントラバスのケースから登場するという、さくら自身の提案を聞いた土屋。

そして犯行現場は清風荘に選んだ土屋、そうすればさくらと藤本の”隠し子”という設定の関係性を警察が突き止め、世間に知らしめることができたからだ。

それも、土屋がさくらを愛するが故に、さくらが藤本を刺した一件を隠すためだった。

土屋は喉頭ガンが再発したと語り、最後にさくらをきれいなまま守るために。

聡一郎を狙った理由は、楽団員の女性に手を出してさくらをも苦しめていたことが許せなかったらしい。

 

その後、落ち込んだ様子で歩道橋を歩いていた聡一郎、階段を上がっているとさくらの亡霊を見てしまう。

驚いた瞬間に足を踏み外し、そのまま階段から転げ落ちて絶命する。

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『探偵・由利麟太郎』最終回まとめ

現実と妄想が混在した世界を生きる歌姫さくら、トラウマから歪められた魅惑の愛は、多くの男を魅了し、狂わせた。

芸術とは、一つの世界を生み出す代わりに、一つの現実を壊しかねないのかもしれませんね。

筆者のような夢も希望もなく生きている人間にとって、不思議な感覚になれるお話でした。

「探偵・由利麟太郎」はいかがでしたか?

吉川晃司さんが主演というレアな作品だったので、10話くらいまで見たかったですね。

過去の放送を動画で見たい方、あるいは放送を見逃してしまった方も、諦めるのは早いですよ!
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