2020年6月16日(火)の夜9時からフジテレビで放送される連続ドラマ、
「探偵・由利麟太郎」!
横溝正史氏の『由利麟太郎シリーズ』を原作とするドラマで、主演は地上波の連続ドラマでは初めてとなる吉川晃司さんです。
頭脳明晰の心理学者である由利がミステリー作家志望の三津木俊助を助手に従えて、数々の難事件を解決に導くミステリー作品ですね。
そして第1話にはゲストとして新川優愛さんが出演します。
初回放送ということで、いいスタートを切りたいところですね。
気になる第1話のあらすじやネタバレを判明次第紹介します。
『探偵・由利麟太郎』キャスト
由利麟太郎:吉川晃司
元・警視庁捜査一課長の経歴を持つ探偵にして、頭脳明晰な犯罪心理学者です。
見た目は白髪の紳士で、あまり多くを語らないもの静かな男ですね。
しかし洞察力と論理的思考力は圧倒的なレベルです。
学生時代にアメリカで出会ったハンターから学んだトレース技術に基づき、ひたすら事件現場を観察し続ける捜査スタイルを確立しています。
先端恐怖症でありながら弓道の心得があり、精神を集中させることが、難事件解決の力となっているそうですね。
三津木俊助:志尊淳
ミステリー作家になることが夢の青年で、由利を「先生」と慕っています。
難事件の捜査で助手を務めるなど、物語ではパートナーとして活躍します。
ところが由利を崇拝するあまり、自身の小説の執筆はそこまで進んでいない模様。
むしろ由利の活躍を記録する『由利麟太郎の事件簿』というサイトの運営を頑張っていますね。
等々力警部:田辺誠一
京都府警の警部で、由利とは京都で大学時代をともに過ごした旧友です。
同じ弓道部の仲間だったようですね。
由利の事件解決能力には一目を置いており、難事件の捜査協力を依頼しています。
たい焼きを片手に現場へ向かうほど、たい焼きが大好物らしいです。
波田聡美:どんぐり
骨董品店の店主で、骨董品店を営む一軒家の一部屋を由利に貸しています。
由利に対して一方的に好意を寄せているようですね。
山岸克平:木本武宏
出版社の編集者で、ミステリー作家を志望している三津木に目を掛けている存在です。
三津木にとって小説執筆の参考になればと、三津木に由利を紹介したのが山岸克平ですね。
第1話ゲスト
日下瑠璃子(イラストレーター・瑛造の養女)
新川優愛
日下瑛一(瑛造の息子・瑠璃子の血のつながらない兄)
長田成哉
日下瑛造(遺伝子研究者)
中村育二
『探偵・由利麟太郎』第1話あらすじ
6月16日火曜よる9時スタート❗カンテレ・フジテレビ系ドラマ『 #探偵由利麟太郎 』 🕵️♀️
横溝正史が「金田一」よりも前に生み出していた伝説の名探偵・由利麟太郎シリーズ、初の連続ドラマ化!
冷静沈着な白髪の紳士・由利麟太郎が数々の難事件に挑むホラーミステリー✨#吉川晃司 #志尊淳 #田辺誠一— 『探偵・由利麟太郎』公式 (@ktvyuri8) June 9, 2020
由利麟太郎は元捜査一課長の経歴を持つ名探偵で、頭脳明晰な人物。
「警視庁にその人あり」と言われるほど非常に優秀な人物でしたが、ある事件をきっかけに退職してしまいます。
現在では学生時代を過ごした京都に住まいを移し、骨董品屋を営む波田聡美が家主となる部屋を拠点にしているようですね。
また、由利を「先生」と呼んで慕っているミステリー作家志望の三津木俊助を助手に従え、犯罪心理学者として活躍しています。
警察からの依頼も受けているようで、事件の捜査を手伝っていますね。
ある日、“花髑髏”と名乗る人物から○人予告のメールが届きます。
由利は息巻く三津木と共に指定された場所へ向かい、そこで冷凍庫を発見しました。
中には遺伝子研究者として知られる日下瑛造の養女、日下瑠璃子が全身を縛られた状態で閉じ込められていました。
瑠璃子にまだ息があることを確認した由利は、救急車を呼んで冷凍庫の持ち主である日下の屋敷へと急ぎます。
そして由利の旧友でもある京都府警の等々力警部と合流し、俊助が人影を見たという2階へ駆け上がりました。
すると瑛造の息子である瑛一の部屋と思われる一室で、大量の血が付着したダウンコートを発見します。
さらに研究室では、日下が短刀を刺された状態という無残な姿で見つかります。
不気味な現場の状況を観察する由利が、圧倒的な洞察力と思考力を発揮していくのでしょうか?
『探偵・由利麟太郎』第1話ネタバレは?【花髑髏】
由利への挑戦状
”花髑髏”と名乗る人物から挑戦状のようなものが、由利のサイトに送られてきます。
そのことを報告する三津木と何かを感じ取った由利、さっそく二人は産業廃棄物の置き場へ向かいました。
すると血が滴っている冷凍庫を作業員が運んでいるのを見て、由利は冷凍庫を開けます。
中には右胸の辺りを刺されている女性が閉じ込められていました。
三津木は警察と救急車を呼びます。
由利と三津木は等々力警部にも声をかけて、日下家へ向かいました。
そこに日下から誘われたと言う湯浅教授も現れ、日下家の中へ入ります。
すると2階に人影を見て、由利、三津木、等々力が追いかけたところ、瑛一の部屋と思われる一室には血に染まったコートが発見されました。
そして研究室では、日下が短刀を刺された状態という無残な姿で見つかります。
等々力警部は研究室で「八十川藤吉 享年38」という大きな瓶を発見し、それを見た湯浅教授はいきなり取り乱します。
「奴が、こんなことを・・・?」と
そこに冷凍庫に閉じ込められていた日下瑠璃子も現れ、父親の変わり果てた姿に絶句します。
八十川の復讐?
由利たちは瑠璃子から聞き取りをします。
なぜ冷凍庫に閉じ込められたのか、瑠璃子は「いきなりだったので覚えていない」と語ります。
そして瑠璃子の証言から、兄の瑛一が父親と喧嘩していたことが明らかになりました。
喧嘩は瑠璃子との結婚について。
瑠璃子は自分が養子だと思っていなかったらしく、兄からアプローチを受けていました。
等々力警部は「瑛一と瑠璃子は血が繋がっていないため、瑠璃子と結婚したかった。しかし父親が反対したため、カッとなって。そして心中を」と推理します。
しかし由利は「これは計画的だ、そんな短絡的ではない」と語ります。
由利は湯浅教授がなぜ呼ばれたのか気になっているようです。
湯浅教授は実験の手伝いをメールで依頼されたそうですが、本人が送ってきたかどうかは不明。
第一発見者に仕立て上げるためと一同は分析したところ、湯浅教授は驚いたことからむせてしまい、喘息用の薬を吸い込みました。
そして由利は八十川藤吉について聞きます。
20年前、日下と湯浅は遺伝病の治療について研究していました。
人間の攻撃性を抑える方法を考えついた時に、いいタイミングで運ばれてきた被験者が八十川藤吉だったようです。
超音波によって一旦は攻撃性は抑えられたが、その後は抑制不可能なレベルで凶暴になっていきました。
最期は自分自身で首を折り、命を落とします。
しかし未認可の実験だったため、日下と湯浅が検体として引き取りました。
なぜ実験が失敗したのか調べ続けましたが、原因はわかりません。
日下は自責の念から、八十川の妻子に骨を届けたいと探し回りました。
息子の名前は”アキラ”だそうです。
ここで息子のアキラが容疑者として浮上しました。
そして屋敷には日下と瑠璃子以外に、実はもう一人養子が住んでいました。
名前は”カイタ”という12歳の少年、部屋に閉じこもってずっとゲームをしているそうです。
アキラ、カイタ
部屋にカイタはおらず、「デビー」と名付けられた絵が1枚貼られています。
次に瑠璃子のアトリエに向かいます。
絵はかなり恐ろしい絵ばかりでした。
廊下では由利が独特の観察眼を発揮し、逃げ道に繋がるドアを発見します。
瑛一しかりカイタしかり、屋敷から外へ逃げることは可能のようですね。
その後、現場で昔を思い出す瑠璃子、どうやら父親の瑛造から育てた恩として強制的に・・・
そこへ瑛一が現れ、「俺はやっていない」と言います。
ではいったい誰が?
その頃、由利は三津木に対して「私に挑戦状を送っておきながら、私が間に合わないタイミングで実行した。つまり理屈の立て方が間違えている」と語ります。
そのとき由利は三津木から「カイタはモルモットにされている可能性が」と報告を受けます。
どんどん点が出てきますが、線として繋がるのでしょうか?
研究室には隠し扉があり、そこをズラすと秘密の隠し部屋が存在していました。
おそらくここが瑠璃子の言う実験場、瑛造がカイタをモルモットにしていた場所です。
由利は八十川の息子とされる”アキラ”を探しに行きます。
八十川の墓の前に着いた頃、等々力警部から連絡が入りました。
冷凍庫が見つかった産廃場でプレスされた物の中に、カイタが潰されているかもしれないと。
遺書と見られるメッセージもあり、自分で命を落としたのではないかと、等々力警部は予想します。
しかしカイタのPCゲームから、カイタは犯人ではないと由利たちは推理します。
デビー→DB→ダークブルー
カイタが実験体にされていることに対して我慢の限界を超えた瑠璃子は、瑛造に短刀を刺しました。
犯人は瑠璃子だったようです。
現場を訪れている由利の口から、瑠璃子が実は八十川の娘であることを報告されます。
”アキラ”とは瑠璃子のことで、ナイフは自分で刺していたようですね。
そして由利は「瑛一の命が危ない」と言います。
瑠璃子の部屋にある一つの絵から、八十川の実験を記したノートが見つかり、おそらくそれを発見した瑠璃子が復讐を決意したのかもしれません。
そして由利は瑠璃子の体型から「出産を経験した体型」と見抜いており、カイタは瑛造と瑠璃子の子供だと推理しました。
なかなか重い展開ですね。
その頃、瑠璃子と瑛一はとある場所にいました。
瑛一はカイタが瑠璃子の息子であることを知っていたため、カイタを消そうとしていました。
我が子を守るため、瑠璃子はヒモで瑛一の首を締めますが、そのタイミングで由利たちも到着しました。
カイタは部屋の箱の隠しスペースに隠されていました。
おそらく瑠璃子が隠していたのでしょう。
デビーはカイタのPCゲームに出てくるキャラ、正体は瑠璃子のようで、ゲームを通じて会話をしていたようですね。
瑠璃子は瑛造や瑛一が自身を家族としてではなく、女性として求めてきたことが許せなかった。
カイタの命を狙っている彼らが許せなかった。
父親の復讐、積年の恨み、息子への愛、様々な感情が瑠璃子を変えてしまいました。
警察に連行される瑠璃子に、由利は彼女が子供の頃に付けていた瑠璃色のリボン型の髪留めを渡します。
そして瑠璃子が喘息用の薬に毒を仕込んでいたのか、湯浅教授は道端で命を落としていました。
瑠璃子にとっては父親の復讐として、湯浅も同罪だったようです。
『探偵・由利麟太郎』次回予告
瑠璃子は壮絶な人生を歩んできましたね。
よりによって父親も兄も、家族として招き入れたのに女性として求めてきた。
そして父親やカイタの実験、動機としては十分でしょう。
なかなか重い背景が描かれていて、非常に見応えがありました。
さて、次回は「憑かれた女」。
黒き怪人による恐ろしい計画とはいったい?
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